ブラックバスの餌釣りじゃ |
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ここに1冊の本があります。 自宅の物置から出てきた本です。 表紙には「どんどんつれる!!つりのひけつ大百科」と書いてあります。 はい、憶えております。小学校の時に買った釣りの本ですな。 すごいですね。「どんどんつれる!!」って書いてありますよ。 さらに、表紙の下の方には「読んでるそばからヒットする!!」とまで書いてあります。 いやー、危うくJARO(公共広告機構)に訴えるところでした。 だって、今読んでみると全然内容が無いんだもん。 ページ数こそ247ページと結構多めなのですが、本が小さいのが頂けません。 なんと縦が15cm、横が10cmしかありません。 さらにそのスペースで1つの魚の釣り方を2〜6ページで紹介するという構成なので、秘訣も何もありません。 ちなみにこの本ですが、ケイブンシャの大百科シリーズの1冊なんですが、なんとNo292になっています。 他にどんなのがあるかというと、 No.2 プロ野球大百科 セ・パ全選手名鑑とプロ野球の全てを大特集 No.26 ウルトラマン大百科 ウルトラQからレオまで全323話を収録! No.70 鉄道模型大百科 レイアウトの作り方、車両編成などを解説。 この本は持ってました No.113 巨人軍大百科 新スター吉村をはじめジャイアンツの全て! No.219 恐怖の怨霊大百科 身の毛もよだつ怖さ!114の怨霊ゾーン紹介!! などなど… いやー、さぶいタイトルが揃っています。 巨人軍大百科の新スター吉村ってのも、いったいいつの話やねん!と思ってしまいますな。 まあ、こんな感じで何百種類もあったようです。 さて、話が逸れました。 この「どんどんつれる!!つりのひけつ大百科」の「淡水のエサづり」のコーナーにブラックバスがあります。 中にはこんな事が書いてありました。 「エサにはヤマベやワカサギ、クチボソなどの小魚、ミミズ、昆虫などを使うが、大切なのはどれも生きているものでなければならないと言うことだ。」 ブラックバスをエサで釣る!! 現在では考えられません 今売られている釣りの本の中でブラックバスのエサ釣りについて少しでも触れている本があるでしょうか? おそらく滅多に無いでしょうね。 でもブラックバスが琵琶湖に増え始めた頃にはエサで釣る人もそこそこいたようです。 ある本によると、琵琶湖でブラックバスのエサ釣りをしていた人たちは、金魚の泳がせ釣りをしていたそうです。 そら、ワカサギ使うより目立ってええわな。 実は私も2度ほどやったことがあります。 1度目は琵琶湖。2度目は近所の野池でした。 2回ともエサにはミミズを使った覚えがあります。竿はのべ竿です。 で、2回とも釣果は小バスが1匹づつでした。 はっきり言って釣れません。 (ブルーギルはいっぱい釣れます) あんなヘロヘロのシマミミズじゃ、20cmがエエとこです。 で、面白くないもんだから、その2回以降、二度とバスのエサ釣りはやっておりません。 その後1度だけ地元の野池で高校生と思われるお兄さん2名がエサ釣りをしているのを見かけたことがあります。 バケツには大量の小バスが入っていました。 ご丁寧に、そのお兄さん達は、「エサの方がいっぱい釣れるよ」と私たちに薦めてくれたのですが、既にそのころバスはルアー以外で釣っちゃダメなんだ!と言う考えが出来ていた私たちは、そのお兄さん達を蔑んだ眼差しで見ていたのでした。 ほんと面白くないです。 やめといた方がいいですよ。 |
2000/2/19 CASL |